歯は一度削ってしまうと二度と元には戻りません。被せ物や詰め物で歯が強くなった気がしても、天然の歯に戻ったわけではないのです。
そして、せっかく治療しても、今までと同じままの意識で生活していては、虫歯の再発に繋がります。虫歯になったら削って、治して、また虫歯になって…
どんどん天然の歯が少なくなり、残った部分ももろく、弱くなってしまうのです。
だからこそ、なるべく削らず抜かないMI治療を受けた後、虫歯の再発を予防するための取り組み、定期的なメインテナンスに通うなどのケアが必要不可欠です。
虫歯は、歯質、細菌、食べ物の3つの要素に、時間の経過が加わってできると言われています。
虫歯の原因となる細菌(ミュータンス菌)は、菌の塊である歯垢(プラーク)に含まれており、その細菌が糖分やタンパク質を分解します。それによって排出される酸などが、歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分を溶かして虫歯を作るのです。
「歯みがきをしていないけど虫歯がない」「甘いものをたくさん食べているけど虫歯がない」そんな人は、もともと持っている細菌の量が少なかったり、溶け出したカルシウムやリンなどの成分を元に戻してくれる働きを持つ「だ液」の力が強い人です。
歯の表面に虫歯ができます
虫歯が神経に近くなり、冷たいものがしみます
熱いものがしみて、ズキズキ痛みます
神経が死んでしまい、痛みを感じなくなります
歯を失う原因として、虫歯よりも多い歯周病。
歯科医院での早期による治療と、予防が
何よりも重要です。