こんにちは。名古屋市西区花の木にある【佐藤歯科クリニック 〜浄心 歯の健康と歯並びのクリニック〜】歯科衛生士の福島です。
【お口ポカン】無意識の時に口が開いている状態
何気なくお子さんをみると口が開いていませんか?
3人に1人の割合で 日常的に口を開いているというデータがあるくらい、お口ポカンのお子さんは多く存在しています。
みなさんも何らかの機会に【お口ポカン】という言葉を耳にしたことがあると思います。
そもそも、【お口ポカン】だと、何がいけないのでしょうか?
【お口ポカン】の悪影響には
⚠️あごの発育が悪くなり、歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼす
⚠️口呼吸が習慣化する
⚠️むし歯や歯周病になりやすくなる
⚠️口臭の原因になる
⚠️風邪やインフルエンザその他の感染症にかかりやすくなる
⚠️アレルギー症状の悪化
⚠️姿勢が悪くなる
⚠️いびき、不眠、無呼吸などの睡眠障害が起きることがある
など、放置するとお口の中だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼします。
では【お口ポカン】はいつごろから、なぜ起こるのでしょうか?
【お口ポカン】の原因として
お口の周りの筋力不足
口呼吸の習慣化
アレルギー性鼻炎
舌の筋力不足や小帯の異常による位置異常
悪い歯並びによる口唇閉鎖不全
乳幼児期の抱っこや寝る姿勢
などがあげられます。
実は生まれてすぐの赤ちゃんは、通常鼻で呼吸しています。
それが何らかのきっかけで口で呼吸するようになり、習慣化してしまうことがあるようです。
早くは0歳の段階から口呼吸を覚えてしまうケースもあります。
もし0歳の段階で口が開いていたら、鼻詰まりを予防する生活環境の整備、寝かせる姿勢や、抱っこの仕方を見直すことで改善できることがあります。
またマイナス1歳、つまり妊娠期の座る姿勢や栄養状態が影響する事もあるともいわれています。
すでに【お口ポカン】があるお子さんは、どんな原因でそれが起こっているのかを調べましょう。
まずは鼻詰まりがないかの確認、口を閉じて鼻で息が出来るか確かめてください。
鼻詰まりがある様なら、その原因となる疾患やアレルギーがないか調べると良いでしょう。
当院では、口唇を閉じる筋力が不足していないかを専用の器械で測ることできます。
もし口唇の筋力が不足していたり、その他の【お口ポカン】を引き起こす原因があれば、お子さんの現状に合わせて改善するためのトレーニングや生活習慣の改善などをご提案させていただきます。
これを読んだら、まずお子さんを見てください。
もし口が開いていたら、しばらく観察してみてください。
日中や夜間寝ている時に【お口ポカン】がありませんか?
【お口ポカン】があるようなら、一度かかりつけの歯科医院に相談されてみてください。