こんにちは。

名古屋市西区花の木　名古屋市営地下鉄鶴舞線《浄心駅》５番出口から徒歩３分、医院専用駐車場４台完備で、お子様連れやご家族でも通いやすい予防歯科の歯医者さん。

佐藤歯科クリニック　〜浄心　歯の健康と歯並びのクリニック〜

歯科衛生士の坂本です。

 

お盆が過ぎて、朝晩少しずつ涼しくなってきましたね。体調など崩されていないでしょうか？

 

さて、みなさん母乳と虫歯の関係をご存知ですか？？

今回の歯の健康コラムは《母乳とむし歯の関係》についてです。

 

上の前歯が生え始める前までは、母乳や離乳食の与え方とお口の清掃にあまり神経質になる必要はありませんが

前歯が生えてからは、母乳と食べかすが歯の表面に残らないようなお口のケアが必要になります。

 

上の前歯が生えたら、離乳食後に指に巻いたガーゼや綿棒で歯の汚れを落とします。歯磨きの習慣をつけたり、親子のスキンシップもできるのでおススメです。

 

奥歯（第一乳臼歯）が生え始め、噛み潰しができるようになる離乳の完了頃には、様々な食品が食べられるようになります。

砂糖を含む食べかすが歯の表面に残っているところに母乳が加わると、虫歯のリスクはとても高くなります。

ですのでこの時期を過ぎても母乳を与える場合は、歯の清掃に特に気を配る必要があります。

 

早い時期からミュータンス菌（虫歯の原因菌）が多くて虫歯になりやすい子もいます。１歳以降に母乳を与えている場合は特に注意が必要です。

母乳そのものがむし歯を作ることはありませんが、母乳には乳糖が含まれているため、プラークが存在していると乳糖をもとに酸が作られ、むし歯の原因になります。

母乳がダメ、というわけではなくあげるタイミングやあげたあとのお口の中の清掃がとても大事ということです♪

 

日本ではわりと早めに卒乳する方が多いですが、母乳のメリットはとても多いですし、WHOも２歳までの母乳育児を推奨しています。WHOが発表した世界平均の卒乳時期は、4歳2ヵ月です。

日本では１歳前後で卒乳を考える方が多いので、驚きですよね。

 

母乳を飲むための赤ちゃんの舌の動きが、顎の成長にも良い影響を与えます。

おっぱいのくわえさせ方や抱っこの仕方も赤ちゃんの成長に大きく影響します。

母乳育児はお母さんと赤ちゃんの最高のスキンシップになることや、母乳には免疫成分が含まれているので赤ちゃんが感染症にかかりにくくなります。

 

このように、母乳のメリットはとても多いです。

しかし説明させて頂きましたように、歯科的観点から母乳育児がもたらす虫歯へのリスクもありますので、気をつけていきましょう。

母乳育児中のママは、早めにかかりつけの歯科医院を見つけ、しっかりフォローしてもらうことがオススメです。

添い寝がくせになってしまい そのまま清掃せずに寝かせてしまう・・・という事がないよう、赤ちゃんのお口の中をチェックしていかれることが大切です。

歯科医師や歯科衛生士のプロの力も借りて、赤ちゃんのお口の中を一緒にチェックしていきましょう。

 

歯の生えるスピードも個人差があり、その時のお口の中の状況に応じて離乳食をスタートすることも大切です。

月齢でのみ考えて、育児書や周りのママ達が行っているからと焦って離乳食を始めるのではなく。

赤ちゃんが　”ちゃんと腰がすわっているか”　

”パパやママが食べるのをみてよだれが沢山でるなど、食べる意欲がみられるか”　

”スプーンを入れると舌でぐいぐい押し戻さないか”　など。

個々の成長を見極めて離乳食を開始し、ステップアップしていくことが、赤ちゃんのお口の育ちにプラスに働きます(^ ^)

 

佐藤歯科クリニックでは、メンバー全員が赤ちゃんのお口の育ち（口腔育成）に興味を持ち、勉強を重ねています。

まだまだ勉強不足な面もありますが、今まで学んできたことを

通ってくださる皆様にしっかりお伝えしていきたいと思っています。

フッ素塗布や検診でお越しくださる赤ちゃんには、お母様方にアドバイスをお伝えしています。

それだけでは伝えきれないことも多いので、来月　食育の勉強会を開催することにいたしました。

 

２０１８年９月２０日（木曜日）10:30〜　１時間程度

食育セミナー　〜赤ちゃんから幼児期のお食事とお口育ちについて〜

対象：０歳から３歳のお子様のお母様

会場：佐藤歯科クリニック２階　セミナールーム

参加費無料

生まれて歯が生えて、離乳食が始まりだんだん硬いものが食べられるようになる過程。

赤ちゃんのお口の中はどのように成長発育していくのか。

それに合った食事、また食事の与え方はどんなものなのか。

歯科の立場からわかりやすくお伝えします♪

 

参加ご希望の方はお電話頂くか、受付に直接お申し出くださいませ。

赤ちゃんもご一緒にご参加頂けます。（託児は承っておりません。ママと一緒にお過ごしください^ ^）

 

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。

わからないことがあればいつでもご相談ください ☆