こんにちは。
佐藤歯科クリニック 副院長の佐藤真由子です。
昨日の木曜日は休診日。
朝から晩まで勉強会に参加しました。
新年、学び始めです(^ ^)
まずは午前中、NPD(日本予防歯科勉強会)の月に1回の勉強会に参加させて頂きました。
本日は顎関節と咬合を中心に、学術的な歴史から現在の考え方 今まで知らなかった知識を与えて頂きました。
難症例に対するディスカッションも大変勉強になりました。
志の高い先生方、仲間に会い、話を聞けることで、自分がこの1年かけてやらなければいけない事が見えてきて、頭がクリアになってきました。
勉強会でご一緒した先生から、午後に愛知県歯科医師会館で興味深い講演があることを知り、急遽「食育推進研修会」に参加させて頂きました。
まず夫馬吉啓先生より「幼児期の生活習慣が口腔機能に与える影響〜幼稚園年長児調査から見えること〜」をご講演いただきました。
食事にかける時間が遅い子の方が、虫歯の本数が多い
スマホ使用している子の方が、虫歯の本数が多い
睡眠9時間以内の子の方が、虫歯の本数が多い
口呼吸している子の方が、虫歯の本数が多い
食事中に水分を多く飲むと、お口の中の食材の表面水分が高まる→食塊が早期に咽頭輸送開始→咀嚼回数低下舌運動低下→表情筋優位の嚥下の誘発→表情筋優位で、舌の働きが弱まり→歯並びが悪くる。
口呼吸→低位舌→舌口蓋閉鎖不良→嚥下圧形成不良→表情筋優位の嚥下→不正咬合
この夫馬先生の発表から、”生活習慣が乱れていると、むし歯が多い”ことがわかりました。
歯医者さんでは「歯磨き・仕上げ磨き」だけを教えてもらうのではなく、「過度なメディア利用を控える」「良い睡眠をとる」「鼻呼吸の重要性を知る」「食事中の水分摂取は控える」といった登ましい生活習慣の知識を学び、指導・対策を歯科医院、保護者と共に行う大切さを学びました。
次に吉岡弘二先生より「幼児期の食べる機能〜接触嚥下機能を理解して幼児の食の問題に対応する〜」
中出美代先生より「子どもの発達と生活習慣の影響」のお話を拝聴しました。
中出先生からは『早寝・早起き・朝ご飯』の重要性について、科学的根拠をデータで表して頂きながら学びました。
今日の講演は歯科医師会館で行われましたが、保育士さんの参加も多く、
偶然なのですが息子の通う保育園の栄養士の先生もいらっしゃていました。
子どもの脳細胞の発達には十分な睡眠が必要です。
子どもは日々、色々なことができるようになりますが、夜に眠っている間に脳で情報の整理をしないといけません。
3−5歳で11−13時間、6−12歳で10−11時間の睡眠時間が必要だそうです。
我が子は上記年齢にはいるのですが、9時間睡眠を目標にしており、全然足りていなかったと分かり、驚きました。
睡眠不足があると、判断力の低下やミスの増加。記憶力、記憶早期力の低下、精神衛生の低下(不安の増大)などがみられます。
保育園児は夕食の時間が遅くなり、それは就寝時間の遅さとも相関するそうです。
私自身が就労していますので、耳に痛い話でした。
その他にも夜型の子どもはストレスを感じやすいなど、
また日本は親の生活に依存している所が多く、親が夜型だtp子どももそうなってしまっているようでした。(ヨーロッパはそうではない)
セロトニンを出すためにはリズミカルな筋肉運動(咀嚼、呼吸、歩行)➕朝の光
がとても大切です。
今日の午後聴いた内容は、午前中にNPDでディスカッションした内容と非常にリンクしていて驚きました。
佐藤歯科クリニックでは、マイオブレース治療(小児予防矯正)を通して
しっかり呼吸ができるように導いて、子どもたちを健康にできるような歯科分野からのアプローチに取り組んでいます。
お口を閉じて、鼻できちんと呼吸ができる。そして良質な睡眠を得ることができる。
それは健康に成長するために、とても重要なことです。
佐藤歯科クリニックは、生まれてから獲得すべきお口の機能の発達を大切に。
小児期に獲得した口腔機能で、生涯健康に生きる未来のサポートのために。
勉強を続け、皆様に貢献したいと考えております。
ご心配なことがございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
誠実にお話を伺わせて頂きます。