花の木ブログ

お口の中が真っ赤に!?💦 歯科で行う『染め出し』について

こんにちは。
佐藤歯科クリニック 歯科衛生士の岡本です。
 
連日の大雨による災害によって被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申しあげます。これ以上被害が拡大しないことを祈るばかりです…

今日は みなさんも子供の頃に体験した事がある方も多いと思います

歯医者の『 染め出し 』について
お話ししようと思います(^_^)

私たちは毎日 歯についた細菌の塊である歯垢(プラーク)を落とす為に 歯磨きをしています。
しかし歯磨きをして完璧にプラークを落とせていますか?
と聞かれたら、自信のない方も多いのではないでしょうか。
誰しも磨くのが苦手な場所や、磨き癖というものがあります。

そしてプラークは黄白色をしており、見た目だけではなかなか歯と区別がつかず、分かりにくいのです。
そこで赤などの色素でプラークに色をつけて、分かりやすくするものが『 染め出し剤 』です。
染め出しにより、プラークが染まるのは
染め出し剤の色素が、プラークの中のタンパク質多糖類に結合するからです。

一般的にみなさんが染め出しで思い浮かべるのは
『 赤色 !!』ではないでしょうか。
実は、染め出し剤の中には、赤と青の2種類の色素が
混ざったタイプのものもあるのです。
当院でも、2種類の色に染まる 染め出し剤を使用しています。



《 メルサージュPCペレット 》

この染め出し剤の特徴は 古いプラークと新しいプラークを
なんと2種類の色で判別する事ができるのです!

青色(青紫色に染まる)→何日も落ちていない古い硬いプラーク
赤色→新しいプラーク

どちらの色に染まった部分が、よりリスクのある所か
お分かりですよね。

染め出しをして色がついた所=自分の苦手な場所 です。

そして特に 青紫色に染まった部分は
毎回 毎回 磨き残してしまっている場所なのです。

当院では、お子様だけではなく
大人の方にも、染め出しをさせていただく事が多いです。
よく、『 わぁ〜子供の頃にやった以来です〜!』と
興奮される患者さんがいらっしゃいます。笑

歯磨き指導の際や、メンテナンスの際にも染め出しをし、
その都度、ご自身の磨き癖を 確認していただき
どのようにしたらプラークを落とすことが出来るのか
歯科衛生士による指導も行っております(*^^*)

日々の歯磨きを見直すきっかけにもなりますので
歯磨きの腕をあげて、いつまでも自分の歯を
自分で守っていきましょう!!!

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