こんにちは!
佐藤歯科クリニック〜浄心 歯の健康と歯並びのクリニック〜
歯科助手・管理栄養士の宮下です。
先日オンラインで「歯科食育士検定講座」を受講しました!
歯科食育士認定講座のベーシックとアドバンスの2つの講座を丸1日受けた後に、オンラインで試験を受験しました。
無事に合格することができて、ホッとしました♪
今回は歯科食育士として学んだことを、お伝えします。
食育とは、【国民一人一人が、生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保等が図れるよう、自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を楽しく身につけるための学習等の取り組み】のことを言います。
では、どうして歯科で食育が必要なのでしょうか?
お口の中の病気は大きく分けて虫歯と歯周病があります。
これらを予防するためには「日々のハミガキ」や「歯科医院でのメンテナンス」、「歯科医院で教わる予防歯科に関わる知識」がとても大切です。
ですがハミガキ頑張っているつもりなのに虫歯になってしまった…と感じられたことがある方もいらっしゃると思います。
もしかしたら虫歯になりやすい物を食べていたり、虫歯リスクが高まる食べ方をしているかも知れません。
食習慣を含む生活習慣がとても関係しています。
皆さん、メタボリックドミノという言葉はご存知ですか?
生活習慣が原因で起こる肥満や高血圧、糖尿病などがどんどん進行していくと心筋梗塞や脳卒中、糖尿病の合併症などドミノ倒しのように様々な病気にかかり、最後には命にかかわる状態や要介護状態になってしまうことを言います。
⬆️当院HPより
虫歯や歯周病といった歯科の病気は肥満や高血圧などよりも先に発症すると言われており、お口の健康を維持することがその先の全身的な病気を予防することができるのです!
現在の医療費は42兆6000億円で一人当たりは33万7000円と言われています(2018年 厚労省)。2年連続で過去最高を更新しています。
このお金を病気を予防することで使わなくて済むのなら、嬉しいと思いませんか?
みなさんにはぜひ病気を予防することや、健康を維持することを意識して生活していただきたいと思います!
ここで、みなさんに質問です。
日本人の主食であるお米、白米と玄米どちらを食べていますか?
ほとんどの方が白米ではないでしょうか。ではどうして白米を選んでいますか?
・美味しいから
・ご飯と言えば白いご飯のイメージがあるから
・小さい頃から食べているから
・白米の状態で売られているものがほとんどだから
などあると思います。
白米と玄米の違いを一言で言うと栄養量です。玄米の外側の皮(ぬか)や胚芽には食物繊維やビタミン・ミネラルがたくさん含まれています。
これらを取り除くこと(精米)でできたのが白米です。なので白米は栄養をたくさん捨ててしまっているのです。
白米に栄養が全く無いわけではありませんし、白米を食べたことが直接何かの病気になるわけでもありません。私が一番お伝えしたいことは、毎日のご飯を玄米にするとより栄養を摂ることができるということです。
まずは、白米に少し玄米を混ぜるだけでも栄養がプラスされます!
栄養のことはもちろん、食品表示から原材料や添加物を見ること、どのようにして食べ物が作られているのかなど食べる物を選ぶ際にみなさんに知ってほしい要素はたくさんあります。
今までと違う価値観や考え方と思われるかもしれませんが、今まで知らなかったけどその分選択肢が増やせた!とプラスに思っていただけると嬉しいです。
情報で溢れている現代において、みなさんが適切に判断できるようお伝えする「食育」を今後も佐藤歯科クリニックに通ってくださる患者さまに行っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました😊