こんにちは。
名古屋市西区花の木にある 地下鉄「浄心駅」から徒歩3分
予防歯科、虫歯・歯周病治療、小児歯科、小児矯正治療に力を入れる歯医者さん
「佐藤歯科クリニック」です。
先日、2歳になったばかりの男の子がお母様と一緒にご来院くださいました。
子供の歯の奥歯が一部白くなっていて、お母様が心配されていました。
診せていただくと、乳歯が部分的に白濁しており、初期むし歯(CO シーオー)の状態でした。
このような場合、どのようにしていったらよいのでしょうか?
歯に穴のあいていない初期のむし歯の治療には、フッ化物の塗布剤が使われます。フッ化物の塗布はごく初期のむし歯について、再石灰化に役立つ可能性があります。
再石灰化は、脱灰で溶かされた歯の表面を、唾液の成分であるカルシウムやリンでエナメル質の結晶を新しく形成し修復するという現象です。
人間は脱灰と再石灰化のサイクルを繰り返していますが、酸性の時間が長ければ長いほど、再石灰化が追いつかず虫歯は進行します。
よく、ダラダラ食べると虫歯になりやすいといわれますが、再石灰化の時間が取れなくなるからなのです。
今回は、歯のお掃除をして、フッ化物の塗布を行い、
お母様と初期むし歯になった原因探求のために少しお話をさせて頂きました。
すると、歯にくっつきやすいお菓子が大好きで、たくさんあげていた時期があったことがわかりました。
それだけが原因とは言い切れませんが、母親と私たち歯科の専門家が一緒に考え、今後の対応を考えることは、とても大切で意味のあることだと思います。
家庭で毎日使えるフッ化物入りのジェルも使用していくことになりました。
まだ2歳になったばかりで。歯医者さんでお口を開けるのは、怖い! いや! な年齢なので。
無理をせず、楽しく歯医者さんに慣れていけるように関わっていきたいと思います。
歯の再石灰化を促進するには、3つの方法があります。
1.間食をしない(ダラダラ食べ続けない)
2.フッ素を味方につける
3.唾液の分泌を促進する
佐藤歯科クリニック「歯の健康コラム」コーナーで
今後、もっと詳しくお話していきます。
歯の表面がなんだか白いかも??
そんな事に気づいたら、ぜひ歯科医院へ相談に行ってみてください。
とくにお子様のお口の中を、注意して見て頂きたいと思います。
穴があく前に適切な対応をしたら、歯を削らないで済むかもしれません。
佐藤歯科クリニックでは、一本でも多くの歯を残す事を大切に。
治療が必要な場合も、歯を削る量がなるべく少なくなるように力を入れております。
皆様のお口の健康と、その先にある全身の健康と 幸せで笑顔に溢れた毎日のために。
お口の中のお悩み、お困りごとがございましたら、
お気軽にご相談ください。