みなさんこんにちは! 「佐藤歯科クリニック ~浄心 歯の健康と歯並びのクリニック~」
歯科助手・管理栄養士の宮下です。
当院ではお子様のお口の機能を育てることに力を入れております。
管理栄養士の私も 色々な食べ物をよく噛んで食べられる子に育ってほしいと思っておりますが、「よく噛んで食べられない、丸飲みをしている」という声をよく耳にします。
離乳食期から歯が生えそろう3歳までの間は
お子さんのお口の状況に合った食形態のものを食べさせているか、
などが関係しますが、
今回のブログでお伝えしたいのは
「お茶・お水で食べ物を流し込んでいないか」です。
みなさんの食卓にはごはんと一緒に お茶やお水 が出ていませんか?
そして数回しか噛まずにお茶やお水で食べ物を流し込んでいませんか?
お茶やお水で食べ物を流し込んでしまうと、噛む回数が減ってしまいます。
今では食卓にお茶やお水が出ていることは当たり前になっていると思いますが、昭和の時代は食卓にお茶やお水は置かず、食後に家族団らんの時間に飲んでいたのです。
有名なアニメ「サザエさん」でもそのようなシーンが描かれています。
ここで良く噛むことのメリットをいくつか紹介します。
- アゴが発達し広がることで 永久歯がきれいに並ぶスペースが確保される
- 唾液の分泌量が増え、しっかり噛み砕かれた食べ物と混ざることで 胃腸の負担を軽くできる。また唾液によってお口の中が洗浄され 虫歯や歯肉炎の予防につながる
- 満腹中枢が刺激され、食べすぎを防げる
- 脳への血流量が増え、脳の発達につながる
- 口まわりや舌をしっかり使うことで言葉をはっきり発音できる など…
よく噛むことが全身の健康に繋がっていることがわかりましたか?
やわらかくておいしいものが増えたり、仕事や家事などが忙しくて食事に十分な時間を割けなかったりして、よく噛むことまで意識して食事することが難しいこともあると思いますが
このブログをきっかけに
普段どのくらい噛んでいるのか?
お茶やお水で食べ物を流し込んでいないか?
を気にしてみてください!
よく噛んでおいしく味わって、みなさんの毎日の食事時間が少しでも楽しくなりますように!
最後までお読みいただきありがとうございました。