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年始に寄せて ベテラン歯科衛生士の考える「健康長寿と噛む事の大切さ」

こんにちは。名古屋市西区花の木にある「佐藤歯科クリニック 〜浄心 歯の健康と歯並びのクリニック〜」 歯科衛生士の福島です。

2023年はうさぎ年です🐰

うさぎといえば、2本の前歯が特徴的な動物ですが、この2本の前歯は使わないとどんどん伸びて、かみ合わせが悪くなってしまうそうです。

人間の歯もよく噛んで食べないと、あごの成長を妨げ歯並びが悪くなるので、ある意味同じだな、などと思ってしまいました。

ちなみにうさぎの歯は 人間の成人と同じ本数、28本の歯があるそうです

さて、皆さんは「8020運動」をご存じでしょうか?

これは、平成元年(1989年)に始まり、現在でも続いている運動で、80歳になった時に20本以上の歯を残しましょうという運動です。

最低20本の歯があれば ある程度の咀嚼が可能であることから、生涯自分の歯で食べる楽しみを得られるようにと、この運動が始まったものです。

この運動が始まった当初は、80歳の平均残存歯数は、4~5本で、8020達成率は7%程度でした。達成するために様々な活動が行われ、乳幼児の歯科健診、学校歯科健診をはじめ、職場や地域での歯科健診や啓もう活動、かかりつけ歯科医院をもち定期検診を推奨するなどがおこなわれ、28年後の2017年には、8020達成率が50%を超えるまでとなり、当初の目標が達成されることとなりました。

そして現在では、8020健康長寿社会の実現を目指しています。

それは、むし歯や歯周病などの重症化を防ぎ、8020達成者をさらに増やし健康長寿社会を目指すというものです。

単なる長寿社会ではなく、「健康」という部分が大切です。

そのために必要なこととして私が考えるのは、やっぱり【よく噛んで食べる】ことなのではないかと思っています。

現在半数以上の方の8020が達成され、歯が残っているのですから、健康に良い食べ方を実践できる土台は整っています。

使わない筋肉が衰えていくように、歯も使わないことで、衰えやすくなります。

 

平安時代、宮中で行われた正月行事の一つに「歯固めの儀」というものがあります。

この儀式は、長寿を願、天皇に固いものを謙譲するものだったそうです。

その頃から、歯健康でよく噛んで食べることは、長寿につながると認識されていたですね。

歯固めといえば、赤ちゃんのお食い初めの時に行う歯固めの石の儀式がありますが、これも赤ちゃんに丈夫な歯が生え、長寿を願うものですよね。

つまり年齢に関係なく、赤ちゃんから高齢者の方まで、よく噛んで食べることが健康長寿への大切なポイントなのだなと思ったわけです。

佐藤歯科クリニックでは、今年も皆さんの健康のお手伝いをさせていただけるよう、様々な活動をしていきます。

よろしくお願いいたします😊

 

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