こんにちは。
名古屋市西区花の木にある予防歯科の歯医者さん
佐藤歯科クリニック 〜浄心 歯の健康と歯並びのクリニック〜
歯科衛生士の福島です。
今回の歯の健康コラムは、
永遠のテーマ 嫌がる子どもの歯磨き術
内容でお送りします*\(^o^)/*
お子さんの仕上げみがき大変ですよね。
嫌がるお子さんを必死で押さえ、なんとか仕上げ磨きをする。
泣き叫ぶ子どもと、必死の形相で歯磨きをする母。
肉体的にも精神的にも、かなり疲れますよね。
歯科医院でも同じ現象が起こります。
歯ブラシで、フッ素塗るだけなのに・・・
ぜんぜん痛くないはずなのに・・・
フッ素も甘くておいしいはずなのに・・・
逃げる
泣く
口を開いてくれない
頭を振って暴れる
などなど、あの手この手で嫌がります。
泣いていやがる子を押さえつけてフッ素を塗ることは
保護者の方が理解していただければ出来るのですが
「このままでは余計に歯磨きが嫌いになる」
「歯医者さんのことも大嫌いになる」
「トラウマになってしまうのでは…」
と不安になります。
歯医者さん嫌いになってほしくないのです。
そんなお子さんたちにも何とか笑顔で帰っていただけるように
私たちも、いろいろ工夫をしています。
おうちでの仕上げみがきの時にも使える工夫があるかもなので、
歯科医院で実践している「楽しく笑顔でフッ素塗布ができるように」の術や
私たちが考えたり、いろんなお母さん方から伺った歯磨き術をいくつかご紹介いたします。
◎遊びの空間を作る。
おもちゃや遊びの延長線上で歯ブラシができるような、まずは楽しい雰囲気づくり。
いきなり歯を見ないで、日常会話をしたり、
ポーズを決めて、写真撮ったりします。
◎当院ではお子さんの好きなDVDをかけています。
アンパンマン。トーマス。ディズニー。プリキュアなど。
何が見たいか、お子さんに選んでもらうことも。
お家では、Eテレの定番の
はみがき上手かな~(^^♪
などの番組を見ながら、歌いながら実践してみるといいかもしれません。
歌いながら歯磨きをする、最も定番の方法です。
YouTubeの一般の方の仕上げみがきをしている動画や
可愛いアニメーション動画など、
携帯アプリなどもいろいろあるので日替わりで見せたりもできますね。
◎自分で決めて参加させる
歯ブラシを買う場合は、色を選んでもらったり、
フッ素を何味にするか自分で選んでもらったり、
お子さん自身が自分から参加できる場を作ります。
◎褒めまくりの術
持ってきてもらった歯ブラシを褒める
寝転がった瞬間
口を開けた瞬間
ちょっとずつ磨いて、その度にとか
ひとつひとつの動作をスタッフ一丸となって褒めまくります。
すご~い!
えら~い!!
上手!!!
お利口さん‼
さっすが~!!
やった~!
ありがとう♡
かっこいい☆
いい感じ!!
できるじゃん!!
などなど・・・スキを与えないくらいにずーっと褒めちぎる。
◎さあ、みんなと一緒に♪歯磨き仲間あつまれ☆
子どもと並んで、パパやぬいぐるみ
兄弟姉妹がいればその子にも
一緒に寝転んで順番に磨いていく。
隣で、パパが自分の歯を磨いているところを見せる。
子どもと磨き合いの術
子どもに自分の歯もみがいてもらい、一緒に磨きあいっこもオススメです*\(^o^)/*
◎手鏡の術
手鏡を持たせ、磨いているところを見せる。
自分の顔を見るのが好きな子は、すごく楽しそうに口を開けてくれます。
◎捨て身の術
ママが変顔して、口を開けて笑っている間に磨く。
逆にこっちが泣く(泣きまね)。やってくれないの悲しい・・・と演技する。
自分が頑張って助けてくれようとする優しい子も。
◎「自分で磨いている」と思わせての術
自分でならやるという子は
自分で磨かせ、片手を磨いている子供の手に添えてサポートしてみましょう。
磨き終わったらきれいにできたか見せてと言って、上手に仕上げ磨きに入りましょう。
◎テクニック問題
必死で磨こうと、ゴシゴシしてしまいがち。
お子さんの口は敏感です。
やっぱり痛いと嫌がりますよね。
やさしい力で磨きましょう。
くちびるのヒダや歯ぐきに注意して磨きましょう。
また、長く磨き続けると苦しくなります。
一度にすべてを磨こうとしないで、
お子さんが慣れるまでは、1か所ずつ磨いて口を閉じて
お子さんの呼吸のタイミングを見計らって磨いてあげましょう。
◎毎日少しでも歯磨きの時間をつくること
「嫌と言ったら磨かなくて済む」と思われないためにも、
少しだけでも良いから毎日必ず磨くことを大切にしてみましょう。
今日は5秒だけやってみる?とかでも可。
機嫌が悪くて歯磨きどころじゃない!なんて日は、歯ブラシを口に入れるだけでも可。
大人にも、体調が悪くて歯磨きどころじゃない日もありますよね。
◎ニコニコ歯みがきの術
最終手段としては、押さえつけて磨きます。
ただし、「笑顔で・明るく楽しい雰囲気」を心がけながら、
心の中では必死でも、顔は笑顔で。
◎当院では上手にできた子にはガチャガチャのプレゼントをしています。
泣いて終わっても、頑張ったご褒美として、最後は笑顔になれるように。
物を与えなくても、終わったらお子さんを褒めちぎることです。
「今回はこれで成功した!」と思っても、次にはうまくいかないこともしばしば起こります。
時には2つ、3つ組み合わせることも効果的です。
日々いろんな技を試し、その時のヒットを探しながら磨いてみてはいかがでしょうか。
また、うちの子これで成功したという例があれば、私たちにも教えてください。
皆さんでこんな方法があるとシェアしていけると、役立てるかもです。