9月が始まり早1週間が過ぎ去りました。
大きな被害をもたらした台風21号に引き続き、北海道での大地震…
一日もはやく普段の日常生活に戻れますように。
今日のコラムは、「歯の本数」という
まさかの基本的なテーマでお話していきたいと思います。
・わたしって歯 何本ありますか?
・乳歯ってまだこれ以上 生えてくるんですか?
・どれが6歳臼歯ですか?
・1本も抜いてない人は全部で何本あるんですか?
という質問を受けることが多く、
意外にも ご自分やお子さんの歯の数を知らない方が 多くいらっしゃる事に気付きました。
産まれたばかりの赤ちゃんはまだ歯が生えていません。
乳歯はまず、生後6ヶ月前後に下の前歯から生え始めます。
順番に前歯4本(上下で8本)が生え揃い、
そして1番最後に乳歯最後の奥歯が生え、
2歳半~3歳頃で全ての乳歯が生え揃います。
「乳歯は全部で20本」です。
癒合歯(2本の歯がくっついて1本になっている)や、
先天性欠如(元々、歯が足りていない)などの可能性に気づく事が出来ます。
永久歯は6歳頃になると、1番奥の乳歯の後ろ
何も歯が生えてないところに出てきます。
1番最初に生えてくる大人の歯で、一生使う咀嚼の要となる大切な歯です!
お子さんの6歳臼歯は生え始めていないか、お口の中をチェックしてあげてください。
生え始めは歯の背たけが低く ブラシが届きにくかったり、
生え始めていることに気付いていなかったりすると
大切な6歳臼歯が虫歯になってしまいます。
6歳頃から生え始める永久歯は、その後 成長と共に
乳歯が抜けていき、12歳頃には「全部で28本の永久歯」が
生え揃います(親知らずを入れると32本です)。
さて、あなたの歯の数は何本でしょうか^^?
まずは、自分の口の中を知ること。
それが、生涯自分の歯で食べる事への第一歩ではないでしょうか。
平成28年の調査では、8020(80歳で歯が20本)達成者は
2人に1人(51.2%)と過去最高の結果だったそうです。
ぜひ、「8028」を達成したいですね^^!
80歳の方の50%が20本以上の歯を持ち8020を達成している反面。
80歳での一人平均残存歯数は約17本です。(2016年調査)
お年を召された方が”若い頃にもっとやっておけばよかったと思う事”は、「歯のケア」だそうです。
大切な今ある自分の歯を守るために、自分の歯の本数を把握して、それを生涯維持して健康でいましょう。