こんにちは。
名古屋市西区花の木にある
佐藤歯科クリニック 〜浄心 歯の健康と歯並びのクリニック〜歯科衛生士の福島です。
今年もインフルエンザが大流行💦😓しているようです。
皆さんは大丈夫ですか?
一般的にインフルエンザの予防と言えば
①規則正しい生活を送り、十分な睡眠とバランスの取れた栄養で免疫力を高める
②インフルエンザワクチン予防接種
③手洗い、うがい
④マスクの着用
⑤人込みを避ける
⑥室内の温度・湿度を調整する
などが、挙げられると思います。
実は、「歯みがき」がインフルエンザの予防に役立つことをご存知ですか?
お口のケアが不十分だと、インフルエンザに感染しやすくなるというのです。
というのも、お口の中の細菌がインフルエンザウイルスの感染を促進させるというのです。
ある大学の研究によると、お口の中の細菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素を出すため、お口の中が不潔で細菌が多いと、インフルエンザウイルスに感染しやすくなるとのことです。
また、歯周病などで炎症があることもウイルス感染を促進させるそうです。
また、お口の中の細菌が出す酵素で一度感染したインフルエンザウイルスが、20倍以上にも増殖するという実験があり、それらの細菌の存在が、インフルエンザの治療薬の作用を弱めてしまうことも報告されているのです。
そのインフルエンザ感染を促進させる酵素を出す細菌は、お口の中の歯の汚れ(歯垢)や舌に生息しています。
つまり、毎日の丁寧な歯みがきを行うことで、お口の中の細菌を減らすことができれば、インフルエンザに感染しにくくなるわけです。
実際、学校や介護施設などで歯みがき指導や口腔ケアを実施したところ、その年のインフルエンザの罹患率が低下したという報告もみられます。
具体的な対策として
まず、効果的な歯みがきのポイントとして
①1日1回寝る前には念入りに磨く
・・・寝ている間は唾液の量が減り、細菌が増殖しやすいため
②デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯と歯の間もみがく
・・・歯ブラシだけではどんなに頑張ってもお口全体の6割までしか磨けません。
ご自分の歯並びにあった道具で歯と歯の間も磨きましょう。
③専用の器具で舌も清潔に
・・・細菌は舌の上にも多く生息しています。
舌に傷をつけないよう専用に器具で正しくきれいにしましょう。
④朝、起きてすぐ歯を磨く
・・・朝は寝ている間に増殖した細菌がお口の中にいます。
起きてすぐ、うがいや歯磨きをして取り除きましょう
⑤歯ブラシ交換はこまめに
・・・毎日磨く歯ブラシには雑菌が繁殖していきます。
もし、風邪やインフルエンザに罹ったら、歯ブラシにそのウイルスが付着していることも考えられるので、すぐに歯ブラシを交換した方が良いそうです。
また古い歯ブラシは、歯垢除去率が40%に低下するそうです。
通常でも1ヶ月に1回は交換されることをお勧めします。
また、しばらく歯科医院に行ってないな・・・という方は、ご自分の歯みがきだけでは取り除けない汚れが蓄積されていることも考えられるため、ぜひ歯科医院の検診を受け、専門的なクリーニングを受けましょう。
この冬インフルエンザにまだ罹っていない方、既に罹ってしまったという方も、油断せず、今夜から出来る予防法として、「歯みがき」をしっかり行いましょう!!!(^ ^)
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