お子様のためのコラム

良く噛むことの大切さ

こんにちは。
佐藤歯科クリニック 歯科衛生士の荻野です。
 
先週は節分でしたね。みなさん恵方巻き 食べられましたか?
うちの1歳3ヶ月になる姪っ子は まだ前歯8本しか
生えていませんが、わたしにも食べさせて!と
恵方巻きにかぶりついていました。

 

こんな大きなままで!と写真を見た友人が言っておりましたが
大きいままの食材にかぶりつく《かじりとり食べ》は
子供の口腔機能の発育にはとても良いのです。
(たださすがに水分を含んだ海苔は、まだ1歳児には
難易度高めだった様子… )

そんな年に一度の恵方巻き。

あんなに大きな恵方巻き。
毎年思うのですが…うちの家族は皆、食べるのがとても速いです!
いかによく噛んで食べていないか、それが非常に良く分かるイベントです…^^;
昨年 医院前のブラックボードにも描かせていただきましたが
今日は、「良く噛む事の大切さ」をお伝えしたいと思います。

8020運動ほど、みなさんには知られていないと思いますが
噛むことの大切さを広め、そして覚えてもらいやすいようにと
作られた標語があります。

 
それが【卑弥呼の歯がいーぜ】です。
卑弥呼が活躍していた時代は、
現代人に比べ 咀嚼回数がおよそ6倍以上だったと考えられています。
卑弥呼はさぞかし良い歯をしていたに違いありませんね…
良く噛むことは顎の成長に良い、というのはなんとなく
ご存知の方も多いかもしれませんが、
実は口腔領域だけでなく
全身の健康にも咀嚼は大きく関係しているのです。

・・・肥満予防
良く噛んで食べると脳にある満腹中枢が働いて、食べ物を
十分に摂取したという満腹感が得られ食べ過ぎを防げます。

・・・味覚の発達
良く噛むことて素材そのものの味がよく分かり
子供達の味覚の発達につながります。
・・・言葉の発音はっきり
良く噛むと口の周りの筋肉を使う為、表情が豊かになり
口をしっかり開けて話すときれいな発音ができます。
・・・脳の発達
良く噛む運動は脳細胞の働きを活発にし、
子供の知育を助け、高齢者は認知症の予防に役立ちます。
・・歯の病気を防ぐ
良く噛むと唾液が沢山出て口の中をきれいにします。
この唾液の働きが虫歯や歯周病を防ぎます。
・・・・癌の予防
唾液の中の酵素には発ガン物質の発ガン作用を
消す働きがあります。
いー・・・胃腸の働きを促進
良く噛むことで消化酵素が沢山出て消化を助けます。
ぜ・・・全身の体力向上と全力投球
力を入れて噛み締めたい時、歯を食いしばることで
力がわきます。(食いしばり過ぎは良くありませんが…)

以上の8つが
良く噛むことの8大効用 卑弥呼の歯がいーぜ です。
初めて知った方は是非覚えていただきたいです(*^^*)

良く噛むことは健康の源に間違いありません。
毎日の食事の前に、《 ひみこのはがいーぜ 》を
思い出してみてください。
少し意識するだけで、体の調子も変わるかもしれません!
良く噛んで、健康な身体を手に入れましょう\^^/

 

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