こんにちは。名古屋市西区浄心駅から徒歩3分、お口の中の健康から全身の健康をサポートする歯医者さん「佐藤歯科クリニック」です。
キシリトール。
皆様一度は耳にされた事があるのではないでしょうか?
今日はその効果についてお話しいたします。
キシリトールは天然に存在する甘味料で、砂糖と同じくらい甘いのに、カロリーが砂糖より約40%低く、しかも体内で代謝される際にインスリンを必要としません。このような特徴があるので、栄養管理やダイエットなどでよく使われています。
ではキシリトールは歯にはどのような効果があるのでしょうか?
①キシリトールはむし歯菌のエサにならないので、むし歯菌の数が減りますし、それにより酸の発生が抑えられるので むし歯自体が少なくなります。
②歯の石灰化を促進し、歯を丈夫にします。
このような理由でキシリトールガムには特保(特定保健用食品)の表示が認められています。
さらにキシリトール入りのガムを噛むと、唾液がたくさん出るので歯に悪い酸性の環境が改善されます。
《お子様へのキシリトール使用》
むし歯予防で使用するキシリトールのほとんどはガムのかたちを取っていますが、幼い子供はガムを上手に噛めませんし、のみ込んでしまう危険もあります。したがって2歳まではガムではなく、タブレットやグミが良いでしょう。キシリトールがなるべく長く口の中にあると効果的なので、タブレットの場合は噛むのではなく舐めるように教えてください。ガムを噛めるようになれば、ガムがオススメです。
使用は一日3回で、歯磨き前、歯磨き後のどちれでも大丈夫。
お口の中がきれいにケアできて、効果が期待できます。
ただ歯磨きもしっかり行いましょう。
一度に大量のキシリトールを摂取するとお腹がゆるこなる事がありますが、通常の摂取量なら問題ありません。
お母さんの適切な対応が、お子さんをむし歯から救うことになるのです。
もしご不明な事がありましたら、佐藤歯科クリニック チームクルーにお気軽にご相談くださいませ。
出典「0歳からの口腔育成」