こんにちは。
名古屋市西区 浄心にある、佐藤歯科クリニック 歯科衛生士の岡本です。
猛暑日が続いたコロナ禍の夏でしたが
この頃は朝晩もだいぶ過ごしやすくなり
秋を感じる気候になりましたね。
みなさんはどのようにお過ごしですか?
秋と言えば! なにより食欲の秋!ですよね。
美味しい物たくさん食べてますか^^
わたしは最近、ずっと訪れてみたかった場所に
休日 散歩がてら行ってきました。
これは 大須観音にある『歯歯塚』というものです。
『歯』にまつわるものがあると聞くと、すぐに
見に行きたくなってしまうのは完全に職業病ですね(笑)
牙のような形をした石碑が2つあるのですが
これは何かというと
抜けた歯や、役目を終えた古い入れ歯を納める塚で
長年共にした身体の一部である歯に感謝しようと
1977年に愛知学院大学部の顧問らが建立したそうです。
石碑には…
『 はは塚の記
歯よ、入れ歯よ、よく働いてくれた。
不用になったからといって、どうしてお前を捨てられよう。
その安住の地が即ちこの「はは塚」である。
これからはもう物を噛む必要はない。
のんびりとこの塚の中でおしゃべりして休養してもらいたい。
その意味で建立されたのがこの塚である。
歯よ、入れ歯よ、長い間ご苦労さんでした。
昭和52年8月8日 発起人一同 』
と 歯と入れ歯への感謝の想いが綴られています。
塚の周りには、岩のようなものが置かれており
数を数えてみると左右14個ずつ…合わせて28個…
もしかして、、、と思い色々と調べてみると
やはりこれは人間の上下の歯28本(親知らず含めず)を
大須観音では毎年8月8日を語呂合わせで
『歯歯塚の日』として 抜けた歯や古い入れ歯を
供養する会が 開催されるそうです。
もちろん、生涯歯を抜かずに済むように…
入れ歯を入れる必要がないように…
日々のケアと定期的なメンテナンスが大切なのは
大前提ではありますが…!
中には 抜けた乳歯を納める子供もいるようで、
素敵な場所だな、と思いました。
今年の供養会は終わってしまいましたが
来年は8月8日(日) 日曜日です!
歯だけでなく、入れ歯まで納める事ができる塚は
全国的にも非常に珍しいそうですよ。
ご興味ある方は是非 訪れてみてはいかがでしょう。